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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻3号

2008年03月発行

文献概要

今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症 防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療 予防と治療

「高齢者の転倒」に目を向けた骨折の予防

著者: 松井康素1 原田敦2

所属機関: 1国立長寿医療センター整形外科 2国立長寿医療センター機能回復診療部

ページ範囲:P.471 - P.474

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ポイント

●高齢者骨折の多くは,ちょっとした転倒で起こり,骨折予防には転倒の予防という視点が欠かせない.

●転倒リスクの観点から患者の疾患や服用薬を把握し,生活環境改善・運動・ビタミンD摂取指導などが必要である.

参考文献

1)原田 敦,松井康素:高齢者の転倒と骨折.整・災外 45:715-722,2002
2)Cummings SR, Nevitt MC:A hypothesis;The causes of hip fracture. J Gerontol 44:M107-111, 1989
3)長屋政博:転倒予防.のばそう健康寿命―老化と老年病を防ぎ,介護状態を予防する,pp231-238,長寿科学振興財団,2005
4)Bischoff-Ferrai HA, et al:Effect of vitamin D on falls;A meta-analysis. JAMA 291:1999-2006, 2004
5)武藤芳照,他(編):転倒予防教室―転倒予防への医学的対応,第2版,日本医事新報社,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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