文献詳細
今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する
循環器疾患が疑われたときの診断の進め方 【循環器救急を心電図でどこまでわかるか】
文献概要
ポイント
●胸痛の鑑別診断に12誘導心電図は必要不可欠な検査である.
●心筋梗塞の発症直後はT波増高のみ認め,心電図では診断困難なことが多い.
●来院時心電図で明らかな異常がない場合には,ニトログリセリン舌下後に再度心電図をチェックする.
●ST低下を認めたら,他誘導でST上昇がないか必ずチェックする.
●胸痛のないときの心電図で異常がなくても不安定狭心症は否定できない.
●胸痛の鑑別診断に12誘導心電図は必要不可欠な検査である.
●心筋梗塞の発症直後はT波増高のみ認め,心電図では診断困難なことが多い.
●来院時心電図で明らかな異常がない場合には,ニトログリセリン舌下後に再度心電図をチェックする.
●ST低下を認めたら,他誘導でST上昇がないか必ずチェックする.
●胸痛のないときの心電図で異常がなくても不安定狭心症は否定できない.
参考文献
1)Antman EM, et al:ACC/AHA guidelines for the management of patients with ST-elevation myocardial infarction. Circulation 110:82-292, 2004
2)肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断・治療・予防に関するガイドライン.Cir J 68:1079-1152,2004
3)樅山幸彦,他:心電図マスターガイド,診断と治療社,2000
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