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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻4号

2008年04月発行

文献概要

今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する 循環器疾患が疑われたときの診断の進め方 【循環器救急を心電図でどこまでわかるか】

めまい・失神(不整脈記録から)

著者: 丹野郁1

所属機関: 1昭和大学病院循環器内科

ページ範囲:P.613 - P.618

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ポイント

●心電図は,めまい・失神を主訴とする患者において必須の検査である.

●心停止につながる危険な不整脈を見逃さないこと.めまい・失神などの症状は,危険な不整脈の前兆の可能性がある.

●心原性失神は予後不良な病態であり,循環器救急と考えるべきである.

●めまい・失神の原因となる徐脈性不整脈には,洞不全症候群と房室ブロックがある.

●めまい・失神を呈する幅の広いR波を示す頻拍は,循環器救急として治療しなければならない.

参考文献

1)Soteriades ES, et al:Incidence and prognosis of syncope. N Engl J Med 347:878-885, 2002
2)Brignole M, et al:Guidelines on Management (Diagnosis and Treatment) of Syncope. Eur Heart J 22:1256-1306, 2001
3)Brignole M, et al:Guidelines on Management (Diagnosis and Treatment) of Syncope ―Update 2004―. Eur Heart J 25:2054-2072, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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