文献詳細
文献概要
今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する 循環器疾患が疑われたときの診断の進め方 【循環器救急を心電図でどこまでわかるか】
めまい・失神(不整脈記録から)
著者: 丹野郁1
所属機関: 1昭和大学病院循環器内科
ページ範囲:P.613 - P.618
文献購入ページに移動ポイント
●心電図は,めまい・失神を主訴とする患者において必須の検査である.
●心停止につながる危険な不整脈を見逃さないこと.めまい・失神などの症状は,危険な不整脈の前兆の可能性がある.
●心原性失神は予後不良な病態であり,循環器救急と考えるべきである.
●めまい・失神の原因となる徐脈性不整脈には,洞不全症候群と房室ブロックがある.
●めまい・失神を呈する幅の広いR波を示す頻拍は,循環器救急として治療しなければならない.
●心電図は,めまい・失神を主訴とする患者において必須の検査である.
●心停止につながる危険な不整脈を見逃さないこと.めまい・失神などの症状は,危険な不整脈の前兆の可能性がある.
●心原性失神は予後不良な病態であり,循環器救急と考えるべきである.
●めまい・失神の原因となる徐脈性不整脈には,洞不全症候群と房室ブロックがある.
●めまい・失神を呈する幅の広いR波を示す頻拍は,循環器救急として治療しなければならない.
参考文献
1)Soteriades ES, et al:Incidence and prognosis of syncope. N Engl J Med 347:878-885, 2002
2)Brignole M, et al:Guidelines on Management (Diagnosis and Treatment) of Syncope. Eur Heart J 22:1256-1306, 2001
3)Brignole M, et al:Guidelines on Management (Diagnosis and Treatment) of Syncope ―Update 2004―. Eur Heart J 25:2054-2072, 2004
掲載誌情報