文献詳細
文献概要
今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する 循環器疾患が疑われたときの診断の進め方 【循環器救急を心電図でどこまでわかるか】
循環器救急を胸部X線写真でどこまで読めるか
著者: 星俊子1
所属機関: 1埼玉県立循環器・呼吸器病センター放射線科
ページ範囲:P.620 - P.624
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●循環器救急疾患は胸部X線写真で診断がつくものは稀だが,他疾患の否定や心不全の経過観察など有用性は高い.
●急性の呼吸困難患者で肺野に陰影を認めないときは,急性肺血栓塞栓症を疑う.
●気胸は,胸痛を訴える疾患のうち,胸部X線写真で診断がつく重要な疾患.
●左心不全では肺静脈圧の上昇に従って,肺うっ血・間質性肺水腫・肺胞性肺水腫の順に所見が出現する.
●循環器救急疾患は胸部X線写真で診断がつくものは稀だが,他疾患の否定や心不全の経過観察など有用性は高い.
●急性の呼吸困難患者で肺野に陰影を認めないときは,急性肺血栓塞栓症を疑う.
●気胸は,胸痛を訴える疾患のうち,胸部X線写真で診断がつく重要な疾患.
●左心不全では肺静脈圧の上昇に従って,肺うっ血・間質性肺水腫・肺胞性肺水腫の順に所見が出現する.
参考文献
1)太田保世,堀江孝至(監訳):ハイツマン肺の診断 X線写真と病理所見の相関,pp148-170,エムワイダブリュー,1995
2)星俊子,他:ER必携 胸痛の画像診断 急性肺血栓塞栓症.画像診断 27:1085-1096,2007
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