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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻4号

2008年04月発行

文献概要

今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する 循環器疾患が疑われたときの診断の進め方 【循環器救急を心電図でどこまでわかるか】

心エコーは循環器救急でどこまで役立つのか

著者: 佐藤真司1 小柳左門2

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構九州医療センター循環器科 2独立行政法人国立病院機構都城病院

ページ範囲:P.625 - P.629

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ポイント

●良い画像を撮るにはエコーがよく入る体位,プローブを当てる場所・方向の決定が重要である.

●注目すべきポイントは壁運動,左室壁厚,心房・心室径,弁の形態・動きの異常,異常血流の有無,心囊液の有無,上行大動脈の異常,などである.

●循環器救急疾患は急変する可能性が多いので,バイタルサインの観察とともに心エコーによる経時的観察が重要である.

●原因不明の呼吸困難や不明熱の症例では一度は心エコーを当ててみてほしい.

参考文献

1)循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン(2003-2004年度合同研究班報告).Circ J 69:1343-1408,2005
2)ACCF/ASE/ACEP/ASNC/SCAI/SCCT/SCMR 2007 Appropriateness Criteria for Transthoracic and Transesophageal Echocardiography. J Am Coll Cardiol 50:187-204, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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