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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻4号

2008年04月発行

今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する

循環器疾患が疑われたときの診断の進め方 【循環器救急を心電図でどこまでわかるか】

循環器救急を血液検査でどこまで鑑別できるか

著者: 稲見徹1 奥村剛1 清野精彦1

所属機関: 1日本医科大学千葉北総病院内科・循環器センター

ページ範囲:P.630 - P.633

文献概要

ポイント

●血液生化学マーカーを有効に用いることによって,循環器救急で重要な心血管イベントを早期に診断することが重要である.

●急性期診断だけでなく,血液生化学マーカーは,リスク層別化および予後推測などに有効である.

●心不全治療では,血液生化学マーカーをガイドとした治療が有効視されている.

参考文献

1)Seino Y, et al:Pathophysiological analysis of troponin T release kinetics in evolving ischemic myocardial injury. Jpn Circ J 60:265-276, 1996
2)清野精彦,他:循環器診療における心筋トロポニンT迅速判定法の有用性に関する検討;東京地区循環器実地診療における評価―Tokyo Troponin T Trial (4T). J Cardiol 31:281-287, 1998
3)Seino Y, et al:Use of whole blood rapid panel test for heart-type fatty acid-binding protein in patients with acute chest pain;Comparison with rapid troponin T and myoglobin tests. Am J Med 115:185-190, 2003
4)清野精彦(編著):心筋傷害と心筋・血管マーカー,メジカルビュー社,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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