文献詳細
今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する
不整脈のマネジメント
文献概要
ポイント
●めまい・失神を引き起こす可能性のある疾患は多くの診療科にわたる.
●原因となる疾患が特定できない場合も少なくない.
●心疾患が原因である失神をみた患者の予後は,他の原因による失神患者の予後より不良である.
●降圧薬の過剰な投与や不必要な減塩指導,抗不整脈薬の不適切な投与などによる医原性のめまい・失神を起こさないよう注意したい.
●めまい・失神に対して確実な根治治療ができず,再発の可能性がある場合には,生活上の注意が必要である.
●めまい・失神を引き起こす可能性のある疾患は多くの診療科にわたる.
●原因となる疾患が特定できない場合も少なくない.
●心疾患が原因である失神をみた患者の予後は,他の原因による失神患者の予後より不良である.
●降圧薬の過剰な投与や不必要な減塩指導,抗不整脈薬の不適切な投与などによる医原性のめまい・失神を起こさないよう注意したい.
●めまい・失神に対して確実な根治治療ができず,再発の可能性がある場合には,生活上の注意が必要である.
参考文献
1)Calkins H, Zipes DP:Hypotension and syncope. Braunwald's Heart Disease:A Textbook of Cardiovascular Medicine, seventh Edition. pp909-919, Elsevier Saunders, Philadelphia, 2004.
2)Soteriades ES, Evans JC, Larson MG, Chen MH, Chen L, Benjamin EJ, Levy D. Incidence and prognosis of syncope. N Engl J Med. 347:878-885, 2002
掲載誌情報