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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻4号

2008年04月発行

文献概要

今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する 不整脈のマネジメント 【心房細動をどう手なずけるか】

数時間前からの発作性心房細動

著者: 熊谷浩一郎1

所属機関: 1福岡大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.673 - P.675

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ポイント

●AF(心房細動)の心拍数が毎分100以上の場合,まずレートコントロールを行う.

●AFの心拍数が毎分99以下の場合,抗不整脈薬による薬理学的除細動を試みる.

●AFの停止に,ピルジカイニドの単回経口投与(pill-in-the-pocket)も有用である.

●抗不整脈薬の副作用として,1:1心房粗動,洞停止,torsade de pointesがある.

●有症候性で薬剤抵抗性の発作性AFはアブレーションの良い適応である.

参考文献

1)小川 聡:抗不整脈薬ガイドライン,CD-ROM版ガイドラインの解説とシシリアンガンビットの概念,pp37-45,ライフメデイコム,2000
2)Kumagai K, et al:Single oral administration of pilsicainide versus infusion of disopyramide for termination of paroxysmal atrial fibrillation:A multicenter trial. PACE 23:1880-1882, 2000
3)Haïssaguerre M, et al:Spontaneous initiation of atrial fibrillation by ectopic beats originating in the pulmonary veins. N Engl J Med 339:659-666, 1998
4)Haïssaguerre M, et al:Electrophysiological breakthroughs from the left atrium to the pulmonary veins. Circulation 10:2463-2465, 2000
5)Kumagai K, et al:A new approach for complete isolation of the posterior left atrium including pulmonary veins for atrial fibrillation. J Cardiovascular Electrophysiol 18:1047-1052, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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