icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina45巻5号

2008年05月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 炎症性腸疾患の治療

―日常診療へEBMをどう取り入れるか―炎症性腸疾患ガイドラインを中心に

著者: 上野文昭1

所属機関: 1大船中央病院・消化器肝臓病センター

ページ範囲:P.821 - P.824

文献購入ページに移動
ポイント

●診療ガイドラインは日常診療に活かすべき有用な情報源である.

●現代の診療ガイドラインはエビデンスに基づいて周到に作成される.

●病態が多彩で診療体系が複雑なIBDでは,エビデンスのみで対応し切れないこともある.

●ガイドラインの記載は一般に適切であるが,個々の症例で固執するのは誤りである.

●医師の判断力と患者の価値観が,診療ガイドラインを活用するうえで重要である.

参考文献

1)Field MJ, Lohr KN (eds):Clinical practice guideline. National Academy Press, Washington DC, 1990
2)Institute of Medicine:Guidelines for clinical practice;From development to use. National Academy Press, Washington DC, 1992
3)Shiffman RN, et al:Standardized reporting of clinical guidelines;A proposal from the conference on guideline standardization. Ann Intern Med 139:493-498, 2003
4)上野文昭,日比紀文(編):標準治療のためのIBD診療ガイダンス:世界のIBDガイドラインを知る,IBD Research増刊号,先端医学社,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら