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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻5号

2008年05月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 炎症性腸疾患の治療

潰瘍性大腸炎の内科治療の実際

著者: 中村志郎1 松本誉之1

所属機関: 1兵庫医科大学内科学下部消化管科

ページ範囲:P.825 - P.828

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ポイント

●治療の方針は,臨床的重症度と活動性の病変範囲に基づき判断する.

●治療に際しては,感染因子の関与がないか検査する.

●重症のステロイド抵抗例では,外科医と連携のもと早期にシクロスポリンまたは血球成分除去療法の併用を検討する.

●ステロイド依存例では,イムラン・6MPを併用し減量と離脱を試みる.

参考文献

1)棟方昭博:平成17年度潰瘍性大腸炎治療指診改定案(厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服対策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」班 平成17年度研究報告書),pp13-15,2006
2)医療情報サービスMinds(http://minds.jcqhc.or.jp/)
3)Kandiel A, Lashner B:Cytomegalovirus colitis complicating inflammatory bowel disease. Am J Gastroenterol 101:2857-2865, 2006
4)棟方昭博:潰瘍性大腸炎の難治例の定義に関する研究(厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服対策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」班 平成14年度研究報告書),pp11-13,2003
5)Sanborn WJ:Cyclosporine in ulcerative colitis;State of the art. Acta Gastroenterol Belg 64:201-204, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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