文献詳細
今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
機能性腸疾患の治療
文献概要
ポイント
●過敏性腸症候群の正しい診断を行い,その病態が機能的なものであり,死ぬような疾患ではなく,心配しないでよいと理解させることから治療が始まる.
●十分に問診を行い,患者の生活の問題点なども知ることが重要である.
●生活指導については,食事に十分な時間をかけること,毎日規則正しく排便することを心がけるよう指導する.
●薬物療法の基本は,消化管機能調整薬や高分子重合体を投与し,不十分であれば,そのうえに対処療法を行う.うつ病などが存在した場合に向精神薬を用いる.
●過敏性腸症候群の正しい診断を行い,その病態が機能的なものであり,死ぬような疾患ではなく,心配しないでよいと理解させることから治療が始まる.
●十分に問診を行い,患者の生活の問題点なども知ることが重要である.
●生活指導については,食事に十分な時間をかけること,毎日規則正しく排便することを心がけるよう指導する.
●薬物療法の基本は,消化管機能調整薬や高分子重合体を投与し,不十分であれば,そのうえに対処療法を行う.うつ病などが存在した場合に向精神薬を用いる.
参考文献
1)ROME III:The functional gastrointestinal disordes. 3rd ed, Degnon Associate, p491, 2006
2)福土 審・他:過敏性腸症候群心身症診断.治療ガイドライン,pp103-124,協和企画,2002
3)本郷道夫・他:過敏性腸症候群とポリカルボフィルカルシウム,下痢と便秘の新しいコントロール,pp1-9,診療社,2002
掲載誌情報