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今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 Editorial
今増えている炎症性腸疾患と機能性腸疾患
著者: 松本誉之1
所属機関: 1兵庫医科大学内科学下部消化管科
ページ範囲:P.774 - P.776
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●近年,炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)の罹患率・有病率の増加が著しく,特殊な病気ではなくなってきている.
●過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)は,最もコモンな消化器疾患の一つである.
●IBD,IBSともに初期の正確な診断と病態把握が重要である.
●IBDの治療では,ある程度エビデンスに基づいた内科治療が可能である.
●難治例は,分子標的治療や外科治療の適応で専門医にコンサルトする.
●近年,炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)の罹患率・有病率の増加が著しく,特殊な病気ではなくなってきている.
●過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)は,最もコモンな消化器疾患の一つである.
●IBD,IBSともに初期の正確な診断と病態把握が重要である.
●IBDの治療では,ある程度エビデンスに基づいた内科治療が可能である.
●難治例は,分子標的治療や外科治療の適応で専門医にコンサルトする.
参考文献
1)緒方晴彦,日比紀文:炎症性腸疾患診療の進歩と今後の展望.日消誌 104:1155-1164,2007
2)上野文昭:潰瘍性大腸炎診療ガイドラインの現状と展望(解説/特集).日医師会誌 136:497-500,2007
3)松本誉之:過敏性腸症候群5──炎症性腸疾患との違い.治療学 41:569-571,2007
4)久保田大輔,渡辺 守:潰瘍性大腸炎の内科的治療とその限界.外科治療 96:777-784,2007
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