文献詳細
今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
腸疾患診療のために知っておきたい病態と疫学
文献概要
ポイント
●Crohn病に関して,喫煙は発病,再発,手術率などの危険因子であるが,潰瘍性大腸炎では禁煙が発病の危険因子となる.
●NOD2/CARD15遺伝子のみならず,genome-wide association(GWA)研究により,いくつかの疾患関連遺伝子が明らかになっている.
●自然免疫は数分ないし数時間で効果を発揮する非特異的防御システムであり,特にCrohn病においてその欠損が病態に関与していると考えられている.
●Th17細胞はIL17を産生し,Th1およびTh2細胞群とは異なる第3の細胞群としてIBDの病態に関与していると考えられている.
●Crohn病に関して,喫煙は発病,再発,手術率などの危険因子であるが,潰瘍性大腸炎では禁煙が発病の危険因子となる.
●NOD2/CARD15遺伝子のみならず,genome-wide association(GWA)研究により,いくつかの疾患関連遺伝子が明らかになっている.
●自然免疫は数分ないし数時間で効果を発揮する非特異的防御システムであり,特にCrohn病においてその欠損が病態に関与していると考えられている.
●Th17細胞はIL17を産生し,Th1およびTh2細胞群とは異なる第3の細胞群としてIBDの病態に関与していると考えられている.
参考文献
1)Xavier RJ, Podolsky DK:Unravelling the pathogenesis of inflammatory bowel disease. Nature 448:427-434, 2007
2)Danese S, Fiocchi C:Etiopathogenesis of inflammatory bowel diseases. World J Gastroeterol 12:4807-4812, 2006
3)Sakamoto N, et al:Dietary risk factors for inflammatory bowel disease;A multicenter case-control study in Japan. Inflamm Bowel Dis 11:154-163, 2005
掲載誌情報