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今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 腸疾患診療のために知っておきたい病態と疫学
炎症性腸疾患と機能性腸疾患の疫学
著者: 朝倉敬子1 武林亨1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室
ページ範囲:P.785 - P.788
文献購入ページに移動●IBDの年齢調整有病率は,2004年臨床調査個人票データよりUC33.8~70.2人,CD10.0~27.9人(人口10万人あたり)である.
●IBDの発症リスクに関連するとされる因子に家族歴・虫垂切除歴・喫煙・食事習慣などがあるが,さらなる検討が必要である.
●IBSの有病率は,世界的には4~35%,日本では10%前後と報告されている.
●IBSの発症リスクに関連するとされる因子に家族歴・虐待歴,腸管感染症の既往などがあるが,さらなる検討が必要である.
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