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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻5号

2008年05月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 腸疾患の診断と鑑別のポイント

炎症性腸疾患の診断のポイント

著者: 長浜孝1 松井敏幸1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科

ページ範囲:P.797 - P.799

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ポイント

●問診や身体所見で炎症性腸疾患(IBD)が疑われれば,内視鏡やX線による消化管検査を行うことが望ましい.

●重症度,活動度分類は治療方針の決定,治療効果の判定,予後の推測に役立つ.

●潰瘍性大腸炎(UC)とCrohn病(CD)の鑑別が困難(Indeterminate colitis)と診断された症例でも,その典型例へ進展する可能性を考慮した経過観察が必要である.

参考文献

1)樋渡信夫:Crohn病診断基準改定案(2002)厚生労働省特定疾患難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班(班長下山孝)平成13年度研究報告書,35-36,2002
2)松井敏幸:炎症性腸疾患の診断──鑑別診断を含めて.馬場忠雄(編):炎症性腸疾患──新しい視点,147-179,へるす出版,1999
3)棟方昭博:潰瘍性大腸炎治療指針改訂案,厚生労働省特定疾患難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班(班長下山孝)平成13年度研究報告書,35-36,2002
4)平井郁仁・他:Indeterminate colitisの臨床的特徴──その定義と頻度,臨床経過について.胃と腸 41:885-900,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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