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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻5号

2008年05月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 腸疾患の診断と鑑別のポイント

炎症性腸疾患と鑑別に迷う腸疾患の見分け方

著者: 大川清孝1 上田渉1 佐野弘治1

所属機関: 1大阪市立総合医療センター消化器内科

ページ範囲:P.800 - P.803

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ポイント

●潰瘍性大腸炎と鑑別が必要な感染性腸炎はカンピロバクター腸炎とアメーバ性大腸炎である.

●カンピロバクター腸炎の内視鏡所見は浮腫,粘膜内出血が主体で軽症の潰瘍性大腸炎に類似する.

●潰瘍性大腸炎では感染性腸炎の除外のため,便培養を行うことが重要である.

●Crohn病と鑑別が必要な感染性腸炎はエルシニア腸炎と腸結核である.

参考文献

1)大川清孝:潰瘍性大腸炎,清水誠治,他(編):腸疾患診療──プロセスとノウハウ,pp267-296,医学書院,2007
2)大川清孝,他:炎症性腸疾患と鑑別困難な感染性腸炎の診断と経過──潰瘍性大腸炎との鑑別を中心に.胃と腸 41:959-970,2006
3)清水誠治,他:炎症性腸疾患と鑑別困難な感染性腸炎の診断と経過──Crohn病との鑑別を中心に.胃と腸 41:951-958,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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