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今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 腸疾患の診断と鑑別のポイント
炎症性腸疾患と鑑別に迷う腸疾患の見分け方
著者: 大川清孝1 上田渉1 佐野弘治1
所属機関: 1大阪市立総合医療センター消化器内科
ページ範囲:P.800 - P.803
文献購入ページに移動●潰瘍性大腸炎と鑑別が必要な感染性腸炎はカンピロバクター腸炎とアメーバ性大腸炎である.
●カンピロバクター腸炎の内視鏡所見は浮腫,粘膜内出血が主体で軽症の潰瘍性大腸炎に類似する.
●潰瘍性大腸炎では感染性腸炎の除外のため,便培養を行うことが重要である.
●Crohn病と鑑別が必要な感染性腸炎はエルシニア腸炎と腸結核である.
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