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今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 腸疾患の診断と鑑別のポイント
機能性腸疾患の診断のポイント
著者: 佐々木大輔1 佐藤研2 福士嗣海2
所属機関: 1弘前大学保健管理センター 2弘前大学医学部消化器・血液内科
ページ範囲:P.805 - P.808
文献購入ページに移動●Rome基準では機能性消化管障害の分類および診断基準を定めており,世界的に用いられている.現在は改訂されてRome IIIである.
●機能性腸障害には過敏性腸症候群(IBS),機能性腹部膨満,機能性便秘,機能性下痢,特定不能の機能性腸障害がある.
●IBSは機能性腸障害の中では高頻度の疾患である.腹部不快感あるいは腹痛があり,排便障害を呈する.
●リスク徴候とはIBSの診断に際して器質性疾患であるリスクが高い,注意すべき徴候である.
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