文献詳細
今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
炎症性腸疾患の長期予後とQOLの向上に向けて
炎症性腸疾患患者の妊娠・出産時の治療のこつ
著者: 菊池英純1 石黒陽2 福田眞作1
所属機関: 1弘前大学大学院医学研究科消化器血液内科学講座 2弘前大学医学部附属病院光学医療診療部
ページ範囲:P.872 - P.875
文献概要
●IBDは若年期発症が多く,患者が妊娠・出産する際には専門医による治療が必要である.
●IBD患者が妊娠を開始する際には緩解期が望ましく,再燃の徴候に最大限の注意をする.
●患者側の家族計画と医療者側の治療計画とをお互いに理解することが重要である.
●妊娠・授乳期には,主治医は薬剤の特性を熟知して治療を開始しなければならない
参考文献
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