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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻5号

2008年05月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応 症例から学ぶ診療プロセス

生活指導が有用であった1例―機能性腸疾患の教育的な症例

著者: 村野実之1 樋口和秀1

所属機関: 1大阪医科大学第二内科

ページ範囲:P.893 - P.895

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ポイント

●IBSを治療する際,患者との信頼関係を構築した後に治療を進める必要がある.

●IBS患者はあらゆる背景因子をもっており,それを十分に理解する必要がある.

●生活指導に際し,決して患者に無理を強いないこと,完璧を決して望まないことに留意する.

●治療は心因性の問題解消,生活指導,薬物療法のcombination therapyが重要である.

参考文献

1)Drossman DA:The functional gastrointestinal disorders and the Rome III process. Gastroenterology 130:1377-1390, 2006
2)Fukudo S, et al:Impact of corticotropin-releasing hormone on gastrointestinal motility and adrenocorticotropic hormone in normal controls and patients with irritable bowel syndrome. Gut 42:845-849, 1998
3)押谷伸英・他:感染後過敏性腸症候群モデル.日本臨牀 64:1437-1440,2006
4)年名 謙,平田一郎:系統的疾患における器質的消化管病変・機能的消化管障害.胃と腸 38:427-447,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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