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今月の主題 実践! 糖尿病診療 糖尿病診療の今
わが国の糖尿病治療の現況
著者: 金塚東1
所属機関: 1千葉中央メディカルセンター糖尿病センター
ページ範囲:P.964 - P.968
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●1型糖尿病患者において,超速効型ヒトインスリンアナログ製剤と持効型製剤によるbasal-bolusインスリン注射療法が多用されている.
●2型糖尿病で,経口血糖降下薬あるいはインスリン製剤により治療を受けている多くの患者において血糖コントロールが不良である.
●2型糖尿病は病態が多様であるから,経口薬単剤で血糖コントロールが得られなければ,積極的に第2,3の経口血糖降下薬,さらにインスリンの併用ないしインスリン療法への変更を考慮すべきである.
●1型糖尿病患者において,超速効型ヒトインスリンアナログ製剤と持効型製剤によるbasal-bolusインスリン注射療法が多用されている.
●2型糖尿病で,経口血糖降下薬あるいはインスリン製剤により治療を受けている多くの患者において血糖コントロールが不良である.
●2型糖尿病は病態が多様であるから,経口薬単剤で血糖コントロールが得られなければ,積極的に第2,3の経口血糖降下薬,さらにインスリンの併用ないしインスリン療法への変更を考慮すべきである.
参考文献
1)Kobayashi M, et al, Japan Diabetes Clinical Data Management Study Group:The status of diabetes control and antidiabetic drug therapy in Japan;A cross sectional survey of 17,000 patients with diabetes mellitus (JDDM 1). Diabetes Res Clin Pract 73:198-204, 2006
2)Kanatsuka K, et al, Japan Diabetes Clinical Data Management Study Group (JDDM):Actual usage and clinical effectiveness of insulin preparations in patients with type 1 diabetes mellitus in Japan;CoDiC®-based analysis of clinical data obtained at multiple institutions (JDDM 3). Diabetes Res Clin Pract 72:277-283, 2006
3)金塚 東・他,糖尿病データマネジメント研究会(JDDM):2型糖尿病患者における薬物療法に関する実態調査(II)―薬物療法と血糖コントロール(JDDM7).糖尿病 49:919-927,2006
4)金塚 東・他,糖尿病データマネジメント研究会(JDDM):2型糖尿病患者における薬物療法に関する実態調査(I)―薬物療法と使用薬剤.糖尿病 49:409-415,2006
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