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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻6号

2008年06月発行

文献概要

今月の主題 実践! 糖尿病診療 治療の実際 【食事療法と運動療法】

運動療法のポイント

著者: 羽賀達也1

所属機関: 1羽賀内科

ページ範囲:P.995 - P.999

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ポイント

●運動療法を安全に効果的に行うためには,メディカルチェックが必須である.

●運動療法の基本は,ある程度以上の持続する有酸素運動である.

●可能ならば,有酸素運動と並行してレジスタンス運動を行うことが望ましい.

●最大酸素摂取量(VO2max)の40~60%の運動を,少なくとも週に150分間行うことが勧められる.

●運動療法は,患者の行動変容を促す過程であることを自覚して指導する.

参考文献

1)Boulé NG, et al:Effects of exercise on glycemic control and body mass in type 2 diabetes mellitus ;A meta-analysis of controlled clinical trials. JAMA 286:1218-1227, 2001
2)佐藤利彦,田中史朗:生活習慣病患者のメディカルチェック―糖尿病・肥満.佐藤祐造(編著):生活習慣病対策および健康維持・増進のための運動療法と運動処方,pp80-84,文光堂,2006
3)Sigal RJ, et al:Physical activity/exercise and type 2 diabetes. Diabetes Care 27:2518-2539, 2004
4)運動所要量・運動指針の策定検討会:健康づくりのための運動指針2006―生活習慣病予防のために.http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou01/pdf/data.pdf
5)運動所要量・運動指針の策定検討会:健康づくりのための運動基準2006.http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou02/pdf/data.pdf
6)浅野知一郎:糖尿病治療のための運動処方の原則―1.運動の種類とその質.糖尿病治療研究会(編)/河盛隆造(編著):糖尿病運動療法のてびき,pp79-81,医歯薬出版,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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