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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻6号

2008年06月発行

今月の主題 実践! 糖尿病診療

治療の実際 【薬物療法】 どの時点で薬物療法を開始するか

初診時のHbA1cが6%台の場合

著者: 大田祥子1 大石まり子2

所属機関: 1岡山中央病院内科 2大石内科クリニック

ページ範囲:P.1001 - P.1004

文献概要

ポイント

●軽症糖尿病(食後高血糖)では,大血管合併症のリスクがある.

●軽症糖尿病の具体的治療目標は,HbA1c(空腹時血糖値),食後血糖値がともに,ガイドラインの「優」である.

●食事・運動療法後2~3カ月で血糖コントロールが是正されなければ,薬物療法を考慮する.

●治療薬は,軽症糖尿病の3つの病態(インスリン分泌能低下,インスリン抵抗性,食後高血糖)を考えて選択する.

参考文献

1)日本糖尿病学会(編):科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン,改訂第2版,南江堂,2007
2)坂本信夫,他(編):糖尿病UP-DATE―各種ガイドラインの効果的な活用法;Up dateな糖尿病ガイドラインへのナビゲーション,医歯薬出版,2007
3)Nathan DM, et al:Management of hyperglycemia in type 2 diabetes;A consensus algorithm for the initiation and adjustment of therapy. Diabetes Care 29:1963-1972, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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