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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻6号

2008年06月発行

文献概要

今月の主題 実践! 糖尿病診療 治療の実際 【薬物療法】 どの時点で薬物療法を開始するか

初診時のHbA1cが8%台の場合

著者: 重藤誠1 松田昌文1

所属機関: 1亀田総合病院糖尿病内分泌内科

ページ範囲:P.1005 - P.1008

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ポイント

●治療の目的は合併症を予防することであり,血糖を下げることではない.治療開始のタイミングは患者背景によって異なる.

●健康診断や人間ドックで発見されたような例では,2~3カ月程度食事・運動療法を行い,目標に到達できない場合に薬物療法を考慮する.

●若年者の社会背景は多様になってきており,おのおのにあった治療方針を考える必要がある.

●特に変化に弱い高齢者に対し,初めから厳格なコントロールを要求する必要はない.

参考文献

1)Krishnamurti U, Steffes MW:Glycohemoglobin;A primary predictor of the development or reversal of complications of diabetes mellitus. Clin Chem 47:1157-1165, 2001
2)Franco OH, et al:Associations of diabetes mellitus with total life expectancy and life expectancy with and without cardiovascular disease. Arch Intern Med 167:1145-1151, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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