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今月の主題 実践! 糖尿病診療 治療の実際 【薬物療法】 血糖降下薬の使い分け
薬剤の適正選択
著者: 山守育雄1
所属機関: 1名古屋第一赤十字病院内分泌内科
ページ範囲:P.1029 - P.1031
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●わが国の2型糖尿病の病態は多様化しつつあり,かつては補助的な存在であったビグアナイド(BG)薬が奏効する症例が確実に増えてきた.
●膵β細胞の保護には空腹時血糖の正常化が重要であり,空腹時血糖が上昇し始めた時期にはスルホニル尿素(SU)薬がよい適応となる.
●SU薬を増量しても十分な効果が得られない場合には,いつまでもSU薬にこだわらず,早めにより確実な効果の得られる手段を選択すべきである.
●わが国の2型糖尿病の病態は多様化しつつあり,かつては補助的な存在であったビグアナイド(BG)薬が奏効する症例が確実に増えてきた.
●膵β細胞の保護には空腹時血糖の正常化が重要であり,空腹時血糖が上昇し始めた時期にはスルホニル尿素(SU)薬がよい適応となる.
●SU薬を増量しても十分な効果が得られない場合には,いつまでもSU薬にこだわらず,早めにより確実な効果の得られる手段を選択すべきである.
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