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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻7号

2008年07月発行

文献概要

今月の主題 主治医として診る後期高齢者 後期高齢者という特徴を考慮にいれるべき疾患,病態

皮膚疾患―後期高齢者によく見られる皮膚疾患の診断と治療

著者: 山本洋介12 松村由美1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科皮膚科学分野 2京都大学大学院医学研究科医療疫学分野

ページ範囲:P.1206 - P.1210

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ポイント

●後期高齢者は皮膚のバリア機能が低下していることを念頭におく.

●日常生活動作能力(activity of daily life:ADL)低下のある高齢者に対しては,褥瘡,おむつ皮膚炎,真菌感染症の発生に留意する.

●入院や施設への入所などに伴い,増加する疾患がある.

●腫瘍性疾患は拡大傾向の有無・形状・色調を確認し,確定診断・治療方針は専門医へ.

参考文献

1)宮地良樹:高齢者のスキンケア ドライスキン対策;薬剤使用の観点から.臨床看護 30:1196-1201,2004
2)疥癬診療ガイドライン策定委員会(委員長:石井則久):疥癬診療ガイドライン(第2版).日皮会誌 117:1-13,2007
3)斎田俊明:疾患から見る各種癌の診断・治療 皮膚悪性腫瘍.内科 100:1343-1348,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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