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今月の主題 主治医として診る後期高齢者 後期高齢者という特徴を考慮にいれるべき疾患,病態
うつ病―高齢者と一般成人の違い
著者: 中尾睦宏1
所属機関: 1帝京大学医学部衛生学公衆衛生学・心療内科
ページ範囲:P.1218 - P.1221
文献購入ページに移動●高齢者のうつ病は,決して稀ではないので,日常診療で注意したい.
●高齢者のうつ病は,不安,心気症,アルコール依存など,他の精神疾患と合併することが多い.
●高齢者のうつ病は,心血管障害,膠原病,癌など身体疾患と合併することも多い.
●高齢者のうつ病と認知症は共通点が多い.鑑別が難しいときは経過をみながら判断する.
●主治医として精神的なサポートをし,適切な薬物療法をすることが基本となる
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