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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻7号

2008年07月発行

今月の主題 主治医として診る後期高齢者

後期高齢者によくみられる症状とプロブレム

嚥下障害―胃瘻を考慮するまえに

著者: 片桐伯真1 藤島一郎1

所属機関: 1聖隷三方原病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.1235 - P.1240

文献概要

ポイント

●高齢者の誤嚥性肺炎は繰り返される可能性があり,予防には適切な嚥下評価が必要である.

●嚥下障害の評価で,嚥下造影や嚥下内視鏡検査は摂食条件を設定するうえでも有効である.

●経管栄養法を選択する場合は,それぞれの利点・欠点を考慮したうえで決定するべきである.

●胃瘻造設後も誤嚥性肺炎を起こす可能性があり,予防には適切な管理が求められる.

●胃瘻造設後も経口摂取の可能性と希望があれば,嚥下評価や訓練を行うべきである.

参考文献

1)聖隷三方原病院嚥下チーム:嚥下障害ポケットマニュアル第2版,医歯薬出版,2003
2)古川和美,高玉真光:経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の適応と手技.治療 88:1,2006
3)片桐伯真,藤島一郎:脳卒中後肺炎の非薬物的予防法とその限界.成人病と生活習慣病 37:416-421,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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