文献詳細
文献概要
今月の主題 主治医として診る後期高齢者 後期高齢者によくみられる症状とプロブレム
不眠―高齢者における不眠の生理と対処法
著者: 河合真1
所属機関: 1トヨタ記念病院統合診療科
ページ範囲:P.1251 - P.1254
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●眠れないという患者の訴えを聞いたら,まず病歴を聞く.
●「眠れない=不眠」ではない.
●不眠の診断が正しくついていないのに,治療を行ってはいけない.
●不眠は睡眠薬欠乏症ではない.睡眠薬以外の治療法を知ることが重要である.
●入院中の不眠で「環境条件に起因する睡眠障害」には睡眠薬を処方してもよいが,種類に注意する.
●眠れないという患者の訴えを聞いたら,まず病歴を聞く.
●「眠れない=不眠」ではない.
●不眠の診断が正しくついていないのに,治療を行ってはいけない.
●不眠は睡眠薬欠乏症ではない.睡眠薬以外の治療法を知ることが重要である.
●入院中の不眠で「環境条件に起因する睡眠障害」には睡眠薬を処方してもよいが,種類に注意する.
参考文献
1International classification of sleep disorders, 2nd ed. American Academy of Sleep Medicine, 2005
2)Baillargeon L, Demers M, Ladouceur R:Stimulus-control;Nonpharmacologic treatment for insomnia. Can Fam Physician 44:73-79, 1998
3)Jacobs GD, et al:Cognitive behavior therapy and pharmacotherapy for insomnia;A randomized controlled trial and direct comparison. Arch Intern Med 164:1888-1896, 2004
4)Morgenthaler T, et al:Practice parameters for the psychological and behavioral treatment of insomnia;An update. An american academy of sleep medicine report. Sleep 29:1415-1419, 2006
5)Edinger JD, Sampson WS:A primary care "friendly" cognitive behavioral insomnia therapy. Sleep 26:177-182, 2003
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