icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina45巻7号

2008年07月発行

文献概要

連載 聖路加Common Diseaseカンファレンス・16

―消化器内科編―血便から鑑別疾患を考えよう

著者: 鈴木祥子1 藤谷志野1 飯塚雄介2

所属機関: 1聖路加国際病院内科 2聖路加国際病院消化器内科

ページ範囲:P.1334 - P.1340

文献購入ページに移動
血便の診断  まずここを押さえよう
①便の回数,性状を問診し,どのような血便なのか実際に直腸診をして確認をすることで,出血部位を推定する.
②随伴症状(腹痛,発熱,下痢の有無)の確認,消化管出血の既往歴,生活歴(渡航歴や食べ物など),薬剤服用歴,基礎疾患,性生活歴,月経との関連などの問診から原因疾患を推定する.
③血便の原因には,腹部大動脈破裂の穿破や上腸間膜動脈閉塞症のような緊急性の高い疾患も含まれる.

参考文献

1)消化管の出血性疾患 2005,胃と腸 40(増刊号),2005
2)菅野健太郎,上西紀夫,井廻道夫:消化器疾患最新の治療2007-2008,南江堂,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?