文献詳細
文献概要
今月の主題 主治医として診る後期高齢者 主治医として知っておきたい後期高齢者の医療と生活
女性高齢者の性
著者: 大川玲子1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構千葉医療センター産婦人科
ページ範囲:P.1290 - P.1293
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●高齢女性も含め,性はすべての人にとってQOLの重要要件である.
●加齢による性的活動性の低下は,女性において著明であるが,個人差が大きい.
●多くの高齢女性は「性交」から関心が離れ,愛撫や精神的な愛情表現を求める.
●閉経後の性交痛には,エストロゲンの補充療法や潤滑ゼリーなどが有効である.
●加齢,疾患に伴い,高齢女性の性の問題は増えるが,研究や医療体制は不十分である.
●高齢女性も含め,性はすべての人にとってQOLの重要要件である.
●加齢による性的活動性の低下は,女性において著明であるが,個人差が大きい.
●多くの高齢女性は「性交」から関心が離れ,愛撫や精神的な愛情表現を求める.
●閉経後の性交痛には,エストロゲンの補充療法や潤滑ゼリーなどが有効である.
●加齢,疾患に伴い,高齢女性の性の問題は増えるが,研究や医療体制は不十分である.
参考文献
1)荒木乳根子,他:中高年のセクシュアリティ―男女のパートナーシップの現状について.日本=性研究会議会報 12:2-18,2000
2)Lindau ST, et. al:A study of sexuality and health among older adults in the aunited states. N Engl J Med 357:762-74, 2007
3)石田雅巳,荒木乳根子:中高年単身者のセクシュアリティ,配偶者のいる中高年との比較検討.日性科会誌 23:56-70,2005
4)Basson R, Schults WW:Sexual sequelae of general medical disorders. Lancet 369:409-424, 2007
5)高橋 都:疾患とセックス・カウンセリング.日本性科学会(監修):セックスカウンセリング入門,pp213-216,金原出版,2005
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