icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina45巻7号

2008年07月発行

文献概要

今月の主題 主治医として診る後期高齢者 主治医として知っておきたい後期高齢者の医療と生活

補聴器の基本知識

著者: 西村忠己1 岡安唯1 細井裕司1

所属機関: 1奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科

ページ範囲:P.1303 - P.1306

文献購入ページに移動
ポイント

●補聴器の適合の前に,耳疾患の有無の確認および聴覚機能の評価を行う必要がある.

●補聴器の装用には本人の意思も重要なため,装用を強制してはいけない.

●十分な効果を得るためには,実際に使用した結果を参考に,音質調整していく必要がある.

●難聴者が聞き取れるように大きな声で話しかけても,逆に聞き取りが悪くなる場合がある.

●補聴器の効果には限界があり,周囲の者の気遣いが重要である.

参考文献

1)西村忠己,吉田悠加,細井裕司:補聴器とコミュニケーション.JOHNS 21:593-596,2005
2)細井裕司:補聴器診療.日医雑誌 134:1512-1516,2005
3)西村忠己,細井裕司:補聴器適合のための検査.耳喉頭頸 77:455-459,2005
4)細井裕司:高齢者に対する補聴器の装用.専門医通信 45:12-13,1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?