文献詳細
今月の主題 内科医のためのがん診療Update
がんの診断
文献概要
ポイント
●病理診断は,腫瘍の良悪や組織型決定のみならず,がんの悪性度や治療反応性,治療効果判定にも用いられる.
●組織診と細胞診の違いを知り,それぞれの特徴を生かして用いる必要がある.
●臨床医は病理診断の有用性と限界を知り,病理医と協力して診療に生かしていく姿勢が必要である.
●病理診断は,腫瘍の良悪や組織型決定のみならず,がんの悪性度や治療反応性,治療効果判定にも用いられる.
●組織診と細胞診の違いを知り,それぞれの特徴を生かして用いる必要がある.
●臨床医は病理診断の有用性と限界を知り,病理医と協力して診療に生かしていく姿勢が必要である.
参考文献
1)矢田部恭:肺癌の分子病理学──発現解析による肺癌の分子腫瘍分類.肺癌 47:909-913,2007
2)森永正二郎:原発不明癌の病理診断 ―序論―.病理と臨床 18:1156-1159,2000
3)水口國雄,山田正人:特殊染色の選択とその解釈.病理と臨床 26(臨時増刊号:外科病理マニュアル):47-57,2008
4)Nomoto K, et al:Detection of EGFR mutations in archived cytologic specimens of non-small cell lung cancer using high-resolution melting analysis. Am J Clin Pathol 126:608-615, 2006
5)森永正二郎:本邦の病理診断コンサルテーションの現状──アンケート調査から.病理と臨床 22:1106-1115,2004
掲載誌情報