icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina45巻8号

2008年08月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのがん診療Update がんの診断

乳がんスクリーニング,マンモグラフィの適応と限界

著者: 藤吉健児1 藤富豊2

所属機関: 1藤吉乳腺クリニック 2大分県厚生連鶴見病院乳腺外科

ページ範囲:P.1417 - P.1419

文献購入ページに移動
ポイント

●50歳台以降へのマンモグラフィ検診は乳がん死の減少効果がある.

●40歳台へのマンモグラフィ検診は乳がん死の減少効果がある可能性が高い.

●20~30歳台についてはマンモグラフィ以外の方法も併用することが重要.

●受診率が高い欧米においては乳がん死亡数が減少しつつあるが,受診率の低い日本では死亡数が減少していない.

●検診を受診することと,その中間期における自己触診が乳がん死の減少につながるため,検診医のみならず一般診療の場面での啓発も重要である.

参考文献

1)大内憲明・他:49歳以下のマンモグラフィ検診による死亡リスク減少効果.日乳癌検診会誌 7:13-23,1998
2)(社)日本医学放射線学会・他(編):マンモグラフィガイドライン.第2版,増補版.医学書院,2007
3)霞富士雄:日本女性の乳癌の早期発見に今,必要なこと.日乳癌検診会誌 12:2-14,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?