文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のためのがん診療Update がん薬物療法 【化学療法】
造血器腫瘍
著者: 薄井紀子1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属第三病院腫瘍・血液内科
ページ範囲:P.1447 - P.1450
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●白血病では,病因となる分子遺伝学的特徴が解明され,これらを標的とする分子標的薬が治療成績向上に寄与する.
●悪性リンパ腫では,リツキシマブがB細胞リンパ腫の治療成績を向上させている.
●多発性骨髄腫では,サリドマイドを含む治療法が第一選択治療となりつつあり,患者によっては大量化学療法+自家末梢血幹細胞移植療法が適応される.
●白血病では,病因となる分子遺伝学的特徴が解明され,これらを標的とする分子標的薬が治療成績向上に寄与する.
●悪性リンパ腫では,リツキシマブがB細胞リンパ腫の治療成績を向上させている.
●多発性骨髄腫では,サリドマイドを含む治療法が第一選択治療となりつつあり,患者によっては大量化学療法+自家末梢血幹細胞移植療法が適応される.
参考文献
1)薄井紀子:白血病.医学のあゆみ 222:1056-1062,2007
2)Druker BJ, et al:Five-year follow-up of patients reciving imatinib for chronic myeloid leukemia. N Engl J Med 355:2408-2417, 2006
3)薄井紀子:悪性リンパ腫最近の治療戦略.臨床と研究 83:699-706,2006
4)Kyle RA, Rajkumar SV:Multiple myeloma. N Engl J Med 351:1860-1873, 2004
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