文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のためのがん診療Update がん薬物療法 【化学療法】
卵巣がん―原発腹膜がんを含む
著者: 杉山徹1
所属機関: 1岩手医科大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.1457 - P.1460
文献購入ページに移動ポイント
●術後初回化学療法としてパクリタキセル175mg/m2とカルボプラチンAUC6が最も標準的である.
●維持化学療法や腹腔内化学療法は現時点では標準治療としては推奨されない.
●感受性再発では初回と同じか類似した治療,抵抗性再発では交差耐性を有さない薬剤を選択する.
●術後初回化学療法としてパクリタキセル175mg/m2とカルボプラチンAUC6が最も標準的である.
●維持化学療法や腹腔内化学療法は現時点では標準治療としては推奨されない.
●感受性再発では初回と同じか類似した治療,抵抗性再発では交差耐性を有さない薬剤を選択する.
参考文献
1)婦人科腫瘍学会(編):卵巣がん治療ガイドライン2007年版.金原出版,2007
2)Ozols RF, et al:Phase III trial of carboplatin and paclitaxel compared with cisplatin and paclitaxel in patients with optimally resected stage III ovarian cancer;A Gynecologic Oncology Group study. J Clin Oncol 21:3194-3200, 2003 (GOG 158)
3)JGOG(http://jgog.gr.jp
4)Sugiyama T, Fujiwara K:Clear cell carcinoma of the ovary. ASCO educational book 2007, pp313-326
掲載誌情報