icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina45巻8号

2008年08月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのがん診療Update がん薬物療法 【最近話題の抗がん薬】

経口抗がん薬の有用性と適応疾患

著者: 南次郎1 相羽惠介1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学腫瘍・血液内科

ページ範囲:P.1469 - P.1472

文献購入ページに移動
ポイント

●フッ化ピリミジン薬は代表的な代謝拮抗薬であり,消化器がん,乳がん,頭頸部がんなど広く用いられる.

●プリンアナログは,プリン塩基類似物質であり,主にDNA合成を阻害する.

●アルキル化薬は,晩期副作用として2次発癌があり,注意を要する.

参考文献

1)小川一誠:抗癌剤の選び方と使い方.南江堂,2004
2)相羽惠介:フッ化ピリミジン系薬剤およびプリン代謝拮抗薬.V. 各薬剤に特徴的な耐性機構とその克服.大沼尚夫,竹村 譲(編):癌の薬剤耐性とその克服-基礎と臨床.宇宙堂八木書店,pp211-221,2001
3)Tobinai K, et al:Phase II study of oral fludarabine phosphate in relapsed indolent B-Cell non Hodgkin's lymphoma. J Clin Oncol 24:174-180, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?