文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のためのがん診療Update 支持療法
好中球減少時の対応
著者: 斉藤博1
所属機関: 1愛知県がんセンター愛知病院呼吸器内科
ページ範囲:P.1491 - P.1493
文献購入ページに移動ポイント
●発熱性好中球減少症では,病原体の同定を待たずに抗緑膿菌作用をもつ抗菌薬を投与するエンピリックセラピーが標準的治療である.
●低リスクグループでは経口抗菌薬による治療が可能であるが,リスクアセスメントを含む初期評価を必ず行う.
●耐性菌予防の観点からキノロン系抗菌薬の予防投与は高リスクグループに限定する.
●発熱性好中球減少症では,病原体の同定を待たずに抗緑膿菌作用をもつ抗菌薬を投与するエンピリックセラピーが標準的治療である.
●低リスクグループでは経口抗菌薬による治療が可能であるが,リスクアセスメントを含む初期評価を必ず行う.
●耐性菌予防の観点からキノロン系抗菌薬の予防投与は高リスクグループに限定する.
参考文献
1)Hughes WT, et al:2002 guidelines for the use of antimicrobial agents in neutropenic patients with cancer. Clin Infect Dis 34:730-751, 2002
2)Prevention and treatment of cancer-related infections. (http://www.nccn.org/professionals/physician gls/PDF/infections.pdf)
3)Masaoka T:Evidence-based recommendations for antimicrobial use in febrile neutropenia in Japan:executive summary. Clin Infect Dis 39:S49-52, 2004
掲載誌情報