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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻8号

2008年08月発行

文献概要

連載 見て・聴いて・考える 道具いらずの神経診療・8

―主訴別の患者の診かた3―ふるえを訴える患者の診かた

著者: 岩崎靖1

所属機関: 1小山田記念温泉病院 神経内科

ページ範囲:P.1552 - P.1557

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 「ふるえ(震え)」という愁訴は神経内科領域では比較的多く,中枢神経疾患を心配して受診する患者が多い.神経学的には「振戦(tremor)」を指し,不随意運動のなかでは最も頻度が高い.生命にかかわる重篤な病態が隠れている頻度は少ないが,日常生活上において問題となっている場合が多く,適切な対応を行うことが患者のQOLの面からも重要である.

 今回は「ふるえ」を訴える患者の問診法と視診での観察点について解説し,日常診療で頻度の高い鑑別疾患について鑑別のコツを概説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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