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今月の主題 Multiple problemsの治療戦略 総論―Multiple problemsにどう対応するか
Multiple problems時代における次世代EBMの展望:Think globally, apply locally
著者: 福原俊一1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科医療疫学
ページ範囲:P.1576 - P.1579
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●診療ガイドラインは海外のエビデンスに多く依拠しているが,わが国の診療に当てはめるには注意を要する.
●海外のエビデンスをわが国の診療に当てはめるには,相対リスク減少など相対的な評価指標のみで治療効果を判断するのではなく,アウトカムの頻度(有病割合,罹患率),人口寄与危険など,「絶対的な頻度」を考慮する必要がある.
●複合疾患では,さらに複雑となる.複合疾患の存在下におけるアウトカムの頻度などの疫学データの蓄積と活用が期待される.
●診療ガイドラインは海外のエビデンスに多く依拠しているが,わが国の診療に当てはめるには注意を要する.
●海外のエビデンスをわが国の診療に当てはめるには,相対リスク減少など相対的な評価指標のみで治療効果を判断するのではなく,アウトカムの頻度(有病割合,罹患率),人口寄与危険など,「絶対的な頻度」を考慮する必要がある.
●複合疾患では,さらに複雑となる.複合疾患の存在下におけるアウトカムの頻度などの疫学データの蓄積と活用が期待される.
参考文献
1)Brown AF, Mangione C, et al:Guidelines for Improving the Care of the Older Person with Diabetes Mellitus, J Am Geriatr Soc 51(5 suppl guidelines):S265-280, 2003
2)米国老年学会:高齢者糖尿病診療の質改善ガイドライン(http://www.americangeriatrics.org)
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