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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻9号

2008年09月発行

文献概要

今月の主題 Multiple problemsの治療戦略 内科診療におけるmultiple problems 【薬物投与のジレンマ】

抗凝固薬,抗血小板薬投与中の患者が抜歯を必要とする場合

著者: 宮脇卓也1 窪木拓男2

所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・特別支援歯学 2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・インプラント再生補綴学

ページ範囲:P.1618 - P.1621

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ポイント

●PT-INR値が2.5~3.0までであれば,ワルファリン継続下で抜歯可能である.

●抗血小板薬は継続下で抜歯可能である.

●患歯の状態,併用薬との相互作用に注意する.

●状況によっては,入院下での抜歯やヘパリンによる抗凝固療法も考慮する.

参考文献

1)2002-2003年度合同研究班:循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン.Circulation J 68(Suppl IV):1153-1219,2004
2)矢郷 香,他:抜歯と抗血栓療法.呼と循 54:993-1000,2006
3)森本佳成,他:抗血栓療法施行患者の歯科治療における出血管理に関する研究.日歯医学会誌 25:93-98,2006
4)岡田 崇,他:第2報 ワーファリン®服用患者の唾液潜血試験を用いた抜歯後経過に関する臨床統計的研究.日有病歯誌 14:189-199,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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