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今月の主題 循環器薬の使い方 2009 頻用される循環器薬の使い方
高脂血症薬(脂質異常症治療薬):スタチンを中心に
著者: 島野仁1
所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究科内分泌代謝・糖尿病内科
ページ範囲:P.72 - P.76
文献購入ページに移動●LDLは,動脈硬化内皮に侵入し,動脈硬化病変を進行させる.LDL-Cが最大のリスクファクター.
●動脈硬化症性疾患予防ガイドラインは,危険因子の数に応じてLDL-Cの管理目標を設定している.
●Friedewaldの式:LDL-C = TC-TG/5-HDL-C(TG < 400 mg/dl)を理解する.
●プラーク(粥腫)は,動脈硬化症病変中,泡沫細胞からなり脂質に富む部分をさし破綻しやすい.破綻すると血栓が形成され梗塞イベントとなる.
●スタチンは,LDL受容体を活性化し,LDL-Cを低下させる最も抗動脈硬化症作用のエビデンスの豊富な脂質低下薬.プラーク破綻の予防効果もいわれている.
●スタチンにはレギュラースタチンとストロングスタチンがあり,患者の脂質異常症の状況と治療ゴールから適宜選択を考慮する.
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