文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 2009 病態に応じた薬物治療の基本
慢性心不全の急性増悪
著者: 猪又孝元1
所属機関: 1北里大学医学部循環器内科学
ページ範囲:P.84 - P.86
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●心不全治療としての「目に見える治療」と「目に見えない治療」の棲み分けを意識する.
●「目に見えて悪い」心不全例では,「目に見える治療」を「目に見えない治療」に優先させる.
●他臓器の合併症を回避しつつ「目に見える治療」で急性増悪から脱却したら,「目に見えない治療」にギアチェンジをかける.
●「目に見えない治療」の妥当性判断として,BNP 100~200 pg/mlを閾値として補完的に活用する.
●心不全という「状態」にのみ専心せず,同時にその「原因」を追求して解除策を求める.
●心不全治療としての「目に見える治療」と「目に見えない治療」の棲み分けを意識する.
●「目に見えて悪い」心不全例では,「目に見える治療」を「目に見えない治療」に優先させる.
●他臓器の合併症を回避しつつ「目に見える治療」で急性増悪から脱却したら,「目に見えない治療」にギアチェンジをかける.
●「目に見えない治療」の妥当性判断として,BNP 100~200 pg/mlを閾値として補完的に活用する.
●心不全という「状態」にのみ専心せず,同時にその「原因」を追求して解除策を求める.
参考文献
1)猪又孝元:病棟必携 心不全治療マニュアル 4. 治療 1)病態別の治療方針.CIRCULATION Up-to-Date 3:115-124, 2008
2)猪又孝元:慢性心不全を解く・治す 診断・評価に必要な検査 b. BNP・NT-proBNP. Heart View 7:23-29, 2008
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