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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻1号

2009年01月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 2009 薬物療法の基本的注意

腎障害・肝障害時における循環器薬の使用

著者: 越前宏俊1

所属機関: 1明治薬科大学薬物治療学

ページ範囲:P.151 - P.154

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ポイント

●腎障害または肝障害患者の薬物治療には,薬物動態の知識が必要である.

●薬物には,腎消失型と肝除去型がある.

●腎障害患者では,薬物誘発性腎障害の感受性が高い.

●患者の腎機能評価には,eGFR推算式が簡便で有用である.

●肝障害患者では,Child-Pugh分類による肝細胞障害の評価と食道静脈瘤形成などによる門脈側副路の形成を薬物投与量減量の指標とする.

参考文献

1)越前宏俊:図解薬理学 病態生理から考える薬の効くメカニズムと治療戦略 第2版,医学書院,2007
2)Laurence L, Brunton,KL, Parker DK(eds):Goodman & Gilman's Pharmacological basis of therapeutics, McGraw-Hill, 2001
3)Reid JL, Rubin PC, Walters MR:Clinical Pharmacology & Therapeutics(Lecture Notes),Blackwell, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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