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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻1号

2009年01月発行

文献概要

連載 聖路加Common Diseaseカンファレンス・21

―アレルギー膠原病科編―アレルギー疾患の基本診療を身につけよう

著者: 上地英司1 山口賢一1 岡田正人1

所属機関: 1聖路加国際病院アレルギー膠原病科

ページ範囲:P.178 - P.185

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アレルギー疾患の診療 まずはここを押さえよう

 
①アレルギー疾患では,まずI型(IgE)によるものかそれ以外によるものかを考える.
②I型に一致する発症様式と症状であるかを確認し,既往歴,家族歴,生活環境も含めた社会歴も合わせて聴取する.
③皮疹を診た際には薬疹を必ず鑑別診断の一つと考え,健康食品,市販薬を含めた詳細な薬剤歴を確認する.
④抗原回避と除去を薬物療法に併用し,より副作用が少なく効果の高い治療を目指す.

参考文献

1)Sampson HA:Utillity of food-specific IgE concentrations in predicting symptomatic food allergy. J Allergy Clin Immunol 107:891-896, 2001
2)Sicherer SH:Clinical implications of cross-reactive food allergens. J Allergy Ciln Immunol 108:881-890, 2001
3)橋本公二:DIHSの経緯と診断基準.医学のあゆみ205:951-954,2003
4)Roujeau JC, et al:Medication use and the risk of Stevens-Johnson syndrome or toxic epidermal necrolysis. N Engl J Med 333:1600-1608, 1995
5)Sampson HA, et al:Anaphylaxis and emergency treatment. Pediatrics 111:1601-1608, 2003
6)岡田正人:レジデントのためのアレルギー疾患診療マニュアル,医学書院,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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