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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻10号

2009年10月発行

今月の主題 一般内科診療における呼吸器薬の使い方

喘息とCOPD

慢性期の喘息コントロール

著者: 知花なおみ1

所属機関: 1那覇市立病院内科

ページ範囲:P.1603 - P.1608

文献概要

ポイント

●喘息は気道の慢性炎症性疾患であり,治療は吸入ステロイド薬を中心とした抗炎症治療である.

●患者のコントロールレベルから治療のステップを選択し,定期的に調整していく.

●ステップ3以上では,吸入ステロイド薬と長時間作用型β2刺激薬が最も効果的な組み合わせであるが,必ず両者を併用することが原則である.

●薬物療法以外にも患者教育,環境コントロールが重要であり,医師や患者だけでなく,家族,看護師,薬剤師が協力しあって治療に参加することが望ましい.

参考文献

1)The global strategy for asthma management and prevention(updated 2008). www.ginasthma.org
2)Harold S, et al:The salmeterol multicenter asthma research trial. CHEST 129:14-26, 2006
3)Bateman E, et al:Meta-analysis:Effect of adding salmeterol to inhaled corticosteroids on serious asthma-related events. Ann Inter Med 149:33-42, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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