icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina46巻10号

2009年10月発行

文献概要

今月の主題 一般内科診療における呼吸器薬の使い方 日常診療に役立つ呼吸器治療Q&A

日常診療に役立つ呼吸器疾患への対症療法には,どんなものがありますか?

著者: 吉嶺厚生1 西垂水和隆1

所属機関: 1今村病院分院救急・総合内科

ページ範囲:P.1687 - P.1690

文献購入ページに移動
ポイント

●急性咳は原因治療により軽快する.対症療法は基本的に不要.心不全や肺塞栓など重篤な疾患を見逃さないことが大切.

●遷延性・慢性咳は原因疾患により薬剤の使い方に工夫が必要.咳喘息,アトピー咳,副鼻腔気管支症候群,胃食道逆流症などが多い.疾患と薬剤の特徴を理解することが大切.

●高齢者では,投与薬物により誤嚥が誘発されている可能性もあり,薬剤の調整が必要.

参考文献

1)Role of mucoactive agent in the treatment of COPD Loutfi UptoDate
2)Poole, PJ, Black, PN. Mucolytic agents for chronic bronchitis or chronic obstructive pulmonary disease. Cochrane Database Syst Rev 2006;3:CD001287.
3)日本呼吸器学会.咳嗽に関するガイドライン,2005
4)泉澤 惠:「OTCメディケーション」虎の巻,日経BP社,pp 56-62,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?