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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻12号

2009年11月発行

文献概要

特集 CT・MRIアトラス Update―正常解剖と読影のポイント 胸部 各論

気管・気管支・細気管支

著者: 松山直弘1 芦澤和人2

所属機関: 1長崎川棚医療センター放射線科 2長崎大学病院がん診療センター

ページ範囲:P.164 - P.170

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正常解剖

●気管

 輪状軟骨下縁から気管分岐部までの長さ約12cm,径約2cmの管腔臓器である.食道の前方で胸腔内に入り椎体前方を下降する.通常,第6胸椎のレベルで左右の気管支に分岐する.気管壁は前方および側方を軟骨部,後方を膜様部と呼ぶ.前者は16~20個の馬蹄形の気管軟骨により,後者は平滑筋と弾性線維により構成されている.

参考文献

1)Reid L:The secondary lobule in the adult human lung with special reference to its appearance in bronchograms. Thorax 13:110-115, 1958
2)Jim MG, et al:Right paratracheal air cyst in the thoracic inlet;Clinical and radiologic significance. AJR 173:65-70, 1999
3)Murata K, et al:Centrilobular lesions of the lung;Demonstration by high-resolution CT and pathologic correlation. Radiology 161:641-645, 1986
4)福島 文,他:マイコプラズマ肺炎の画像診断;画像所見を4つのパターンに分類して.臨床画像23:658-669, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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