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文献詳細

雑誌文献

medicina46巻12号

2009年11月発行

文献概要

特集 CT・MRIアトラス Update―正常解剖と読影のポイント 胸部 各論

食道・横隔膜

著者: 門澤秀一1

所属機関: 1明石市立市民病院放射線科

ページ範囲:P.212 - P.220

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■食道

正常解剖(図1)

 食道は咽頭と胃を結ぶ25~30cmの筋性の管腔臓器で,食道癌取扱い規約では食道入口部(輪状軟骨下縁のレベル)から胸骨上縁(内視鏡では門歯から約18cm)までを頸部食道,胸骨上縁から気管分岐部下縁(門歯から約24cm)までを胸部上部食道,気管分岐部下縁から食道胃接合部(門歯から約40cm)を2等分した上半分(門歯から約32cmまで)を胸部中部食道,下半分を胸部下部食道に区分している.

 食道は頸部では気管と椎体の間を,胸部では椎体の左前方の後縦隔を下行し,食道裂孔(第11胸椎レベル)から水平方向に向きを変えながら腹腔に入る.腹部食道は円錐状にゆるやかに拡張しながら胃噴門へ移行する.

参考文献

1)門澤秀一,他:CT,MRIによる深達度およびリンパ節転移診断.画像診断 25:562-575, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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