icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina46巻13号

2009年12月発行

文献概要

今月の主題 腎臓病診療のエッセンス 腎臓病診療の基本

検尿のすすめ

著者: 野口和之1 鶴岡秀一2 山縣邦弘2

所属機関: 1筑波大学附属病院腎臓内科 2筑波大学大学院人間総合科学研究科臨床医学系腎臓内科

ページ範囲:P.1933 - P.1935

文献購入ページに移動
ポイント

●尿検査は簡便・安価・低侵襲であり,腎疾患を疑ったらまず施行すべき検査の1つである.

●検尿異常とその種類・尿蛋白排泄量とその経過から,腎臓病の原因を絞り込むことが可能である.

●蛋白尿は末期腎不全だけでなく,心血管合併症のリスクファクターである.

●血尿に赤血球円柱や変形赤血球を伴う場合は糸球体性血尿が疑われる.肉眼的血尿をみた際には泌尿器疾患の鑑別も必要となる.

参考文献

1)Koyama A, et al:Natural history and risk factors for immunoglobulin A nephropathy in Japan. Am J Kidney Dis 29:526-532, 1997
2)日本腎臓学会「検尿の勧め」啓発委員会(編):一般臨床医(プライマリケア)のための検尿の考え方・進め方,(社)日本腎臓学会,2003
3)Yamagata K, et al:Risk factors for chronic kidney disease in a community-based population;A 10-year follow-up study. Kidney Int 71:159-166, 2007
4)Irie F, et al:The relationships of proteinuria, serum creatinine, glomerular filtration rate with cardiovascular disease mortality in Japanese general population. Kidney Int 69:1264-1271, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら