文献詳細
今月の主題 腎臓病診療のエッセンス
原発性糸球体疾患:腎炎とネフローゼ症候群
文献概要
ポイント
●IgA腎症の20~40%が末期腎不全へと進行し,長期腎予後は必ずしも良好とはいえない.
●確定診断は,腎生検による糸球体の観察が唯一の方法である.
●組織学的重症度と臨床的重症度から予後分類(透析導入リスクの層別化)を行い,リスク群別の治療指針をもとにフォローアップする.
●IgA腎症の20~40%が末期腎不全へと進行し,長期腎予後は必ずしも良好とはいえない.
●確定診断は,腎生検による糸球体の観察が唯一の方法である.
●組織学的重症度と臨床的重症度から予後分類(透析導入リスクの層別化)を行い,リスク群別の治療指針をもとにフォローアップする.
参考文献
1)厚生労働省特定疾患進行性腎障害に関する調査研究班報告:IgA腎症診療指針,第2版.日腎会誌44:487-493, 2002
2)日本腎臓学会(編):CKDのフォローアップ.CKD診療ガイド2009,pp54-57,東京医学社,2009
3)日本腎臓学会(編):腎疾患の生活指導・食事療法ガイドライン.日腎会誌39:8-28,1997
掲載誌情報